杉並親子ボードゲーム会

乳幼児向け親子ボードゲーム会「杉並親子ボードゲーム会」の活動報告ブログです。

2019年12月

こんにちは。
杉並親子ボードゲーム会の主催(妻)です。

いつもは私が更新しているこのブログですが、今回は夫がゲームマーケット2019秋のレポートを書きました。

おそらく、最も遅く書かれたゲームマーケットのブログ記事で、写真がほぼなく、しかも長文ですが、よろしければご一読ください!

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【日時】

2019年11月23日(土)

 

【場所】

東京ビッグサイト 青海展示棟

 

【内容】

概要

電源を必要としないゲームのみを対象としたゲームイベント。東京では年2回春と秋に開催される。数年前よりほぼ毎回、ベビーカーに乗せた子どもを連れて遊びに行っていたが、今回はあいにくの雨で、子連れはかなり疲れるということで一人で行くことにした。

 

■会場について

前回に引き続き、東京オリンピックの開催に伴い、東京ビッグサイト青海展示場での開催。ここは東京ビッグサイトのメインとなる東展示棟などの集まるエリアと異なり、階段やエスカレーターがあるわけでもないただの大きな倉庫のような仮設の展示棟。

この施設、個人的にはメインの展示会場より好みで、むしろ「こういうのでいい」と思ってしまう。駅に隣接していてアクセスもよいし、段差や階段が少ないので普通に歩くのはもちろん、ベビーカーなどにもやさしい。空調も快適。行く立場としては凝ったデザインの建物でなくて、シンプルにアクセスしやすい、歩きやすい、快適といったところが大切で、「青海展示場」での開催はたいへんありがたいと感じた。

それは、この前月に東京モーターショーに行ったときにも同様に感じたことである。

 

■会場の雰囲気

さて、会場のある東京テレポート駅に到着し、早速無性にカレーが食べたくなってしまった。そこで、ダイバーシティにある「インド式カレー 夢民」に足が向かう。時間は12時。家事などで出発が遅れたこともあり、お昼にちょうどよい時間になっていた。

webの情報はあまり気にしないようにしようと思っているものの、横目に見た食べログの評価も高く期待に胸が高まる。キーマカレーはさすがにおいしいが、大盛りにしてももう少し食べたいという感じと、ダイバーシティはフードコートも結構高いよねという感想である。

 

■目当てのものを購入する

さて、その後いよいよゲームマーケットの会場に入る。にぎやかである。ここ数年しか遊びに行っていないが、目に見えて規模が拡大しているところでシーンの盛り上がりを感じる。

 

早速、留守番中の妻からの指示を受けて以下を購入。

SCOUT

・みんなで本をもちよって

・ハイドアウト

・ボードゲーム小辞典

・ニックネーム

事前にamazonで購入していたカタログの地図に、妻が丁寧にマーカーしてくれていたので迷うことなく会場をめぐり購入することができた。

中でもSCOUTは行列になっていて、手に入れただけで満足感があった。その翌日にあの小沢健二がゲームマーケットに行き購入した(!!!!!)ということで、崇拝者として同じゲームをここで購入できたことは光栄だと感じた。

 

■研修ゲームを扱うブースに立ち寄る

その後、会場の様子を見て回るなかで、研修ゲームが集まっているブースに立ち寄る。ボードゲームはきっと、会社でコミュニケーションを活性化させたり、アイデア出しをしたりするときに使えるだろうなとは思っているものの、ゲームはあくまで娯楽として楽しみたい気持ちもあり、ゲームに仕事を持ち込むのには正直抵抗があるが、今回は一人で来ていることもあり気兼ねがないので、話を聞いてみたいという気持ちになった。

近年、職場風土改善や、コミュニケーションの活性化という話が会社の中で言われていて、実際に改善を具体化するような仕事もやることがある。数値化しにくく、カタチが見えにくいので苦労しており、何かのヒントが得られればという思いで見て回ることに。

いくつかを試遊させていただき、ゲームとして荒削りだったり、コミュニケーションの負担が大きく、参加者に依存するところが大きいと思う反面、もっとうまく設計すればさまざまな組織の現場で活躍する「定番」的なものが生まれそうな予感を持つことができた。「組織」と書かせていただいたのは、何も会社の研修だけではなく、スポーツのチームだったり、学校のクラスだったり、家族の関係性も円滑にするものが生まれるのではないかと思ったからである。

やはりゲームはゲームとして楽しみたいという気持ちはあるものの、今後、たとえば世界中のどこでもやるような、組織を円滑に機能させる超定番のゲームなどがこういうところから生まれるといいなと感じた。

 

■試遊ブースをまわる

14時半頃になり、近所に住むパパ友も会場に来ているということもあり、合流。数ヶ月に1度は主に中量級ボードゲームを一緒にしており、今回子ども連れでもないので一緒に回ることにした。

正直、これまで子ども連れだったため試遊ブースを体験することができなかったのが毎回の心残りで、おじさん2人で回るということで、これは存分に試遊できるという期待が高まった。

 

とはいえ、ゲームマーケットでの試遊は初めてでどうやってやれるのかわからない。試しにいくつかのブースに入って試遊できるか聞いてみるものの、予約がいっぱいになっているというところや、明らかに卓が埋まっているところがほとんどである。また、勝手がわからないこともあり、どうも入りづらそうなところもある。さらに、我々の時間も限られている。面白いものをうまく楽しみたい。面白かったら購入したい。

いくつか確認しているうちに、入れるところを見つけた。

それが、Engamesのブースである。決して空いているわけではなかったが、ちょうど終わりそうな雰囲気の卓があり、少し待っていると「ノコスダイス」の試遊卓につくことができた。我々2人と、初対面の若者2人。Engamesの方が非常にわかりやすく説明してくれながらゲームが始まる。Engamesのブースはテーブルが木製で緑のマットが貼ってあり、椅子もしっかりしている。どうやらこれも売っているようである。こんなテーブルと椅子があるゲーム専用の部屋が自宅にあることを想像すると、それはまさに夢の世界であると感じた。自分はそれほど欲がないほうで、それが人間としての器を小さくしてしまっているのではと常々心配しているが、このときは欲が少し強くなったことを実感した。

さて、プレイした「ノコスダイス」である。

大量にダイスを使うことが特徴の、いわゆるトリックテイキングゲーム。

若干ややこしいルールがあり、あれ?こういうときどうなるんだっけ?というところがいくつか出てきたが、丁寧に教えてもらえることもあり、試遊は実にスムーズ。完璧に説明ししてくれる、ゲームには参加しない第三者が近くにいるというのはすばらしいと感じた。ちなみに、対戦していた若者はルールをすんなり把握していたようであった。

私は、ゲームのルールを理解しながら、どういう行動をすればよいのかを考える瞬間が一番気持ち良いところで、そこが新鮮なものを求めていることを自覚している。また、何度もゲームをプレイして熟練して強くなっていくものも面白いとは思うものの、極めるところまでは興味が持てないし、初心者でもある程度勝つ見込みのあるそれなりの運要素を含んだバランスを好むところも自覚している。そういう感覚にはまさにぴったりのゲームである。

 

2つ目に試遊したのが「探偵クラブ」。

イメージを伝え合う過程でメンバー内にいる陰謀者を探し出す正体隠匿系ゲーム。

やり始めて感じたのは、これはほとんど「ディクシット」なのではないかということ。もちろん絵が違ったりルールは違うものの、フィーリングとしてはそのままディクシットである気がしてならなかった。「探偵」と付いたところで、推理小説が好きな自分の琴線に触れるかなと思ったら、そこでグッとくるものはほとんどなく、ディクシットに似たところでいいなと思えるゲームであった。

コンポーネントもクッキーの缶みたいなものに入っているのも好みである。

ディクシットに似たゲームはあまり見かけたことがなく、もしあれば欲しいと思っていたので迷わず購入。しかし似ている。説明員の人に聞いてみても、絵柄が違う、このルールはディクシットと違う感覚になるという話をいただいたものの、やっぱり似てるなという印象だった。とはいえそれが良い。

 

一旦試遊を終えてまた会場の散策へ。

最近話題のマーダーミステリーを見てみることに。ネタバレになるということで試遊はできないものの、「九頭竜館の殺人」などを売るグループSNEのブースを見学。7人から9人集める必要があることや、プレイ時間が2時間であること、ゲームマスターが必要なことなど、なかなかゲームを成立させることが難しい。しかし、推理小説好きとしてはぜひ体感してみたいと思うものであった。小説を読むよりも面白い新たな体験ができそうなところが非常にワクワクした。

 

最後に試遊ができたのが「ito(イト」。

1から100までのどれかの数字カードを持ったプレイヤーたちが、どの位の値であるかをお題に沿った会話をすることで予想する協力カードゲーム。

知らない男女3人プラス我々2人の計5人でプレイしたが、知らない人とでもずいぶんと盛り上がるし、会話も弾む楽しいパーティゲームだった。何度か遊ばせてもらい、これは会社の泊まりの出張で大活躍するであろうと考え、迷わず購入した。

 

■まとめ

そうこうしているうちにあっという間に17時目前となり、ゲームマーケットの終了の時間になる。

試遊していると本当に時間を忘れてしまい、まだまだやりたりないという気持ちになってしまう。

それでも閉館の時間なので帰ることにするが、ここで驚いたことは、まったく身体が疲れていないことである。むしろ高揚感がある。通常、展示会などのイベントに参加すると、歩き疲れてヘトヘトになっていたりするが、ゲームマーケットは違う。なぜならば、試遊している間はずっと座っているから、むしろ体力が回復しているのである。

 

今回、子ども連れでなかったこともあり、ゲームマーケットで試遊を満喫してみると、疲れないし楽しいし本当にすばらしいイベントであることを発見できた。前月に行った東京モーターショーなどは、大変疲れたし、今回テーマパーク化を標榜してさまざまな企業が知恵を絞ったイベントとなっていたものの、愉しさやワクワク、ホスピタリティはゲームマーケットにはかなわないと思った。ボードゲームは趣味として好きだが、私は自動車関係の仕事をずっとしていて、比べるものではないがクルマの方がボードゲームよりは好きである。そういった嗜好のなかで、フラットに考えて、東京モーターショーよりもゲームマーケットのほうがずっと楽しいし、優れていると感じている。比較対象がおかしいと思う意見もあるだろうが、ひとつのイベントとして比べると、圧倒的にゲームマーケットはすばらしい。逆に、東京モーターショーはもっとがんばれるのではないかと思う次第である。

話をゲームマーケットに戻すと、できれば将来、子どもがもっとゲームができる年頃になったら一緒に遊びに行きたいと思う。若干、一人で遊びに行ってしまった後ろめたさがありこのような総括となっているが、ほかの展示会にない魅力のあるイベントであることは間違いない。これからますますゲームマーケットは大きくなっていくことが予想されるが、このワクワクがずっと続いて欲しいと願うばかりである。

(終わり)


こんにちは〜
杉並親子ボードゲーム会、主催(妻)です。

10/20に開催した、会の様子をご紹介します。11月末の今さら更新ですが!気にせずご紹介します〜

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こんな会場でやってます。

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2019年10月20日(日)
9:30-12:00
※お昼をご一緒した方は14:00まで
東京都杉並区天沼児童館2階
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参加者は、主催者を含め大人10名。
1歳1名
2歳3名
5歳1名の開催でした。

今回も初めて参加の方を2組迎えての開催でした。


今回遊んだゲームの目玉はコレ!!

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天下鳴動〜〜〜〜🏯‼️‼️

ゲームマーケット大賞2018の受賞作、ホビージャパン版を、発売前に遊ばせてもらいました(夫が)!

楽しかったらしいんですよぉ…羨ましいなぁ、良いなぁ夫!

ゲーム会を主催していると、場所を用意するだけで、遊んだことのないゲームが集まってくるの、良いですよね…😏


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一方、わたしは子供たちにゲームを紹介。

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おうちで、HABAの魚釣りゲームを遊んでいるという2歳ちゃん。
カヤナックを出すと、すごく真剣な顔で取り組んでいました。
(“遊ぶ”というより、”取り組む”でした😁)

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小さい手が可愛いですね。


ボードゲームがまだ遊べない子は、おもちゃで遊びます。
ボードゲームが遊べる子も、合間におもちゃタイムを設けたりします。
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初めて参加の5歳さんは、
・レシピ
・りんごゲーム
・ハピエストタウン
を遊びました。
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2歳息子も、5歳さんと一緒にレシピを遊ばせてもらいました。

食材カードを捨てる際に

「にんじん、いらないんだって。欲しい人、いませんかー?」

と声をかけると、

「はーーーーい!🖐」

と息子は元気よく手を挙げていました。
にんじんは、いらないんだけどね…。

一方、カードが揃うと、ちょっと恥ずかしそうに

「レシピ…😌」

というところも見ることができました。
母は嬉しい…。
一緒に遊んでくれた5歳さん、ありがとうございました!


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大人達は、
・八分帝国
・センチュリーイースタンワンダーズ


午前会なので、お昼もみんなで一緒に食べました!
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午前会に参加される場合は、ご都合がよければお昼もご一緒しましょう!

それではまた次回!






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